“土廂”の読み方と例文
読み方割合
どびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鞍馬と御影の飛石とびいし敷松葉しきまつばから霜除けの飾縄かざりなわ打水うちみずを致し洗い上げてあります、土廂どびさしが深くなっている六畳の茶の間が有りまして、其処そこに杢左衞門が坐って居りまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
誠に感心な事だと、年はまだ二十一歳でございますが、心ある娘で、多助の後影うしろかげをしみ/″\眺め、見惚みとれて居りますと、広間のわき土廂どびさしを深く取った六畳の小室こまがございます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)