トップ
>
国手
>
せんせい
ふりがな文庫
“
国手
(
せんせい
)” の例文
旧字:
國手
現に
国手
(
せんせい
)
、お前んの大学病院の何とか教室へ俺が
推掛
(
おしか
)
けて、偉い人たちに
吃驚
(
びっくり
)
して
遁
(
に
)
げて返った、あの朝ですだ。忘れんですがい。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ファウスト
国手
(
せんせい
)
はいい人で
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
私
(
わし
)
は、よろよろとなったで。あの晩、
国手
(
せんせい
)
が、私のために、よろよろとなられたごとくじゃ。何と、俗に云う餅屋は餅屋じゃ、職務は
尊
(
たっと
)
い。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ファウスト
国手
(
せんせい
)
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
で、
国手
(
せんせい
)
に
大
(
おおい
)
に謝そうと思う処へ、五六人、学生とは覚えない、年配の、堂々たる同僚らしいのが一斉に入ってござったで、
機
(
おり
)
を考えて、それなりに帰ったです。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
いいえ、立派な
国手
(
せんせい
)
も
綱曳
(
つなびき
)
でいらっしゃったんですの。でもね、ちっとも分りませんとさ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
国手
(
せんせい
)
の前じゃ申しかねるが、僕はまた、三宜亭まで是非とお夏さんに呼出されて、実は相済まんが、友達に頼んでちょいと抜け出して来ると、いつも世話になると礼をいって
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これさえ引いておけば、
田圃
(
たんぼ
)
は近くっても虫の飛込む悩みもないので、窓も一つ開けたまま、小松原は、昼間はその上へ患者を
仰臥
(
あおむ
)
かせて、内の
国手
(
せんせい
)
が聴診器を当てようという、
寝台
(
ねだい
)
の上。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
病人を包んだ空気が何となく
溌
(
ぱっ
)
とひらくという
国手
(
せんせい
)
だから、もう大丈夫。——
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(
国手
(
せんせい
)
に、国手に、)とお夏は、その時くりかえしていったのである。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“国手”の意味
《名詞》
名医。
医師に対する尊称。
囲碁の名手。
(出典:Wiktionary)
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“国手”で始まる語句
国手石亭