“四沢”の読み方と例文
読み方割合
したく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
レーマンこそは実に驚くべき歌い手だ。少しも嫌味でなく、品の良い情味で、春の水が四沢したくうるおすように、歌全体に輝きと潤いとそして淋しさを漂わせている。
忽然こつぜん、鼓の声が、四沢したく静寂しじまを破った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲の峰四沢したくの水のれてより
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)