“四斗樽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しとだる94.4%
よんとだる5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お札の降った家では幸福があるとして、もちをつくやら、四斗樽しとだるをあけるやら、それを一同に振る舞って非常な縁起えんぎを祝った。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
四斗樽しとだるを両手に提げながら、足駄あしだ穿いて歩くと云う嘉助は一行中で第一の大力だった。忠次が心の裡で選んでいる三人の中の一人だった。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
四斗樽しとだるようの物を伏せた上に筆を耳に挟んだ人が乗って、何か高声に叫びますと、皆そこへ集まって来ます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
酒の普及がこの四斗樽しとだるというものの発明によって、たちまち容易になったことは争われない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
笠を冠った癩人が云った。その癩人は肥えていた。四斗樽しとだるのように膨れ上がっていた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「……とうんだ四斗樽よんとだるよりまだ少し大きい籠を三個陸揚げすることを頼まれたなア。持ち上げようとすると、それは何が入っているのか三人でやっと上るほどの重さじゃった。……」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)