“嗜(たしみ)” の例文
そういう履歴の人だから、箕浦は詩歌の嗜(たしみ)もあり、書は草書を立派に書いた。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは前に優善が父兄と嗜(たしみ)を異にして、煙草を喫(の)んだということを言った。しかし酒はこの人の好む所でなかった。優善も良三も、共に涓滴(けんてき)の量なくして、あらゆる遊戯に耽(ふけ)ったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)