喫掛のみか)” の例文
白く輝く鸚鵡おうむかんざし——何某なにがしの伯爵が心をめたおくりものとて、人は知つて、(伯爵)ととなふる其の釵を抜いて、あしを返して、喫掛のみかけた火皿ひざらやにさらつた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
(伯爵)ととなうるその釵を抜いて、脚を返して、喫掛のみかけた火皿のやにさらった。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)