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周囲
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そこいら
ふりがな文庫
“
周囲
(
そこいら
)” の例文
旧字:
周圍
父の呼ぶ声が
復
(
ま
)
た聞えた。急に丑松は立留つて、星明りに
周囲
(
そこいら
)
を
透
(
すか
)
して
視
(
み
)
たが、別に人の影らしいものが目に入るでも無かつた。すべては皆な無言である。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
木か何かに縛りつけて置いて家へ帰ろうと思って
周囲
(
そこいら
)
を見廻した。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
急に
周囲
(
そこいら
)
が
闃寂
(
しんかん
)
として来た。
寺院
(
おてら
)
のように
人気
(
ひとけ
)
が無かった。お種は
炉辺
(
ろばた
)
に坐って
独
(
ひと
)
りで静かに留守居をした。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
教場の窓は皆な閉つて、
運動場
(
うんどうば
)
に
庭球
(
テニス
)
する人の影も見えない。急に
周囲
(
そこいら
)
は
森閑
(
しんかん
)
として、時々職員室に起る笑声の外には、
寂
(
さみ
)
しい静かな風琴の
調
(
しらべ
)
がとぎれ/\に二階から聞えて来る位のものであつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“周囲(
周辺
)”の解説
世界システム論で周辺(しゅうへん)、周囲(しゅうい)は、資本が乏しく、技術力も劣る発展途上国・地域をいう。世界システム論の提唱者ウォーラーステインは、周辺は中核の国(先進国)や地域に対し、不利な条件で、原料や食糧を供給させられ、貧困から抜け出せないとした。しかし、BRICsのようにまれに周辺から中核への上昇、またはその逆もある。
(出典:Wikipedia)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
囲
常用漢字
小5
部首:⼞
7画
“周囲”で始まる語句
周囲形