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呈
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あら
ふりがな文庫
“
呈
(
あら
)” の例文
植物界広しといえどもユトランドの荒地に適しそこに成育してレバノンの栄えを
呈
(
あら
)
わす樹はあるやなしやと彼は研究に研究を重ねました。
デンマルク国の話:信仰と樹木とをもって国を救いし話
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
歌には「白露重み」とあるから、もっと露を帯びたら帯びたらしい姿を
呈
(
あら
)
わし、これを見る人にもそれがはっきりと判かる様でなければならない理窟ではないか。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
彼
(
か
)
れ目の前に
青緑
(
みどり
)
を
呈
(
あら
)
わし、その枝を園に
蔓延
(
はびこ
)
らせ、その根を
石堆
(
いしづか
)
にからみて石の家を眺むれども、もしその処より
取除
(
とりのぞ
)
かれなばその処これを認めずして、我は汝を
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
この名は誠に芽出度い名なんだから更に讃美の言葉を
呈
(
あら
)
わす玉
椿
(
つばき
)
の名も出来た訳だ。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
殊に梅の花は百花に
魁
(
さきが
)
けて
発
(
ひ
)
らきいわゆる氷肌の語があり、枝幹は玉骨と書かれて超俗な姿態を
呈
(
あら
)
わします。時には「暗香浮動ス月黄昏」と吟ぜられてその清香の
馥郁
(
ふくいく
)
を称えられます。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
呈
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“呈”を含む語句
露呈
進呈
贈呈
呈上
呈示
捧呈
呈出
比斯呈利
露呈症
謹呈
祈平癒呈
白絹帳中皓體畢呈
献呈本
捧呈文
呈書
呈供
呈与