“比斯呈利”の読み方と例文
読み方割合
ヒステリー100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、きっとダンネベルグ夫人には、かつてのジャンヌ・ダルクや聖テレザと同じに、一種の比斯呈利ヒステリー性幻視力が具わっていたに違いないのだよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところで、その最初は、屍体で描いたKの文字だが、それは伸子が自企的に起した、比斯呈利ヒステリー性痲痺の産物だったのだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その幾多の実例が、グーリュとブローの『人格の変換』の中にも記されているとおりで、ある種の比斯呈利ヒステリー病者になると、鋼鉄を身体に当てて、その反対側に痳痺を起すことが出来るのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)