ほお)” の例文
智子はややほおけた茅花つばなの穂を二三本手でなびけて、その上に大形の白ハンカチを敷いた。そして自分は傍のよもぎの若葉の密生した上へうずくまった。
明暗 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ほおけたようにキョトンと口を半開きにしているものもいた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)