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吾家
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わがいへ
ふりがな文庫
“
吾家
(
わがいへ
)” の例文
彼は三十分と立たないうちに、
吾家
(
わがいへ
)
の
門前
(
もんぜん
)
に
来
(
き
)
た。けれども
門
(
もん
)
を
潜
(
くゞ
)
る気がしなかつた。
彼
(
かれ
)
は高い
星
(
ほし
)
を
戴
(
いたゞ
)
いて、
静
(
しづ
)
かな
屋敷町
(
やしきまち
)
をぐる/\徘徊した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
出
(
い
)
でてはさすがに
労
(
つか
)
れて日暮に帰り来にける貫一は、彼の常として、
吾家
(
わがいへ
)
ながら人気無き居間の内を、旅の木蔭にも
休
(
やすら
)
へる想しつつ、
稍
(
やや
)
興冷めて坐りも
遣
(
や
)
らず、物の悲き
夕
(
ゆふべ
)
を
特
(
こと
)
に
独
(
ひとり
)
の感じゐれば
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“吾家”で始まる語句
吾家貌