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吹煽
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ふきあお
ふりがな文庫
“
吹煽
(
ふきあお
)” の例文
吻
(
ほっ
)
と一息つく間もない、
吹煽
(
ふきあお
)
らるる北海の荒浪が、どーん、どーんと、ただ
一処
(
ひとところ
)
のごとく打上げる。……歌麿の絵の
蜑
(
あま
)
でも、かくのごとくんば
溺
(
おぼ
)
れます。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一度は、たとえば、
敦賀
(
つるが
)
湾でありました——絵にかいた
雨竜
(
あまりょう
)
のぐるぐると輪を巻いて、
一条
(
ひとすじ
)
、ゆったりと尾を下に垂れたような形のものが、降りしきり、
吹煽
(
ふきあお
)
って空中に薄黒い列を造ります。
雪霊続記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
煽
漢検準1級
部首:⽕
14画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹消