トップ
>
吟醸
>
ぎんじょう
ふりがな文庫
“
吟醸
(
ぎんじょう
)” の例文
前日から
煮
(
た
)
きこめた百珍の料理は銀盤に盛られ、酒も家蔵の
吟醸
(
ぎんじょう
)
を
幾壺
(
いくつぼ
)
となく持ち出して、客の前において封を切るばかりに用意していた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ところが、てまえどもの酒は、看板にいつわりなしの上々の
吟醸
(
ぎんじょう
)
。コクのある地酒ってんで評判物です。どうかそのおつもりでお過ごしを」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや元禄にはいっては、もうその
吟醸
(
ぎんじょう
)
の適度をこえ過ぎて、腐敗に近づき、麻痺と狂酔に世をつつんでいた。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
眸
(
ひとみ
)
は四遠の地景をほしいままにし、胸には天空の月影を汲む。俯して杯をとれば、
滾々
(
こんこん
)
湧
(
わ
)
くところの
吟醸
(
ぎんじょう
)
あり、起って剣を放てば、すなわち呉の死命を制す……じゃ。呉は江南
富饒
(
ふじょう
)
の土地である。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“吟醸”の意味
《名詞》
酒や醤油など、原料を吟味し、丁寧に醸造すること。
(出典:Wiktionary)
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
醸
常用漢字
中学
部首:⾣
20画
“吟”で始まる語句
吟味
吟
吟咏
吟味与力
吟詠
吟誦
吟哦
吟味與力
吟味中
吟興