“向面”の読み方と例文
読み方割合
むこうづら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向面むこうづらへ廻って断乎として妨害を試みる、なんじにジャムあれば我に交番ありよ。来るか、対手あいてになるか、来い、さあ来い。両雄並び立たず、一番勝敗を決すべい。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こうわたくしどもでさえ、向面むこうづらへ廻しちゃあ気味の悪い、人間には籍のないような爺、目をふさいで逃げますまでも、きついことなんぞわれたものではございませんが
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)