向見むかふみ)” の例文
小猿向見むかふみずの兩人へ十兩宛分與わけあたへ己は十七兩の金を懷中ふところになし日々あそくらしけるが仁左衞門は兩人に向ひ此上某し大金を儲ける手段しゆだんを考へ置たり此事首尾能しゆびよく行時は此後盜賊たうぞくやめ其金を以てすゑ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)