“名護屋”の読み方と例文
読み方割合
なごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがしちかごろ名護屋なごやのたよりを承るに、勿体もったいなくも淀君さまには御懐姙なされた由であるが、それにつけて心がゝりなのは聚楽におわします関白殿。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
薨去こうきょらせを、太閤は、名護屋なごやの陣で知ったのである。彼は生涯の大事業としている朝鮮役の出征にかかっていた。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵器船舶の整備を急がせると共に、黒田長政、小西行長、加藤清正をして、肥前松浦郡名護屋なごやに築城せしめ、更に松浦鎮信ちんしんをして壱岐風本かざもと(今勝本)に築かしめた。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)