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同棲
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いっしょ
ふりがな文庫
“
同棲
(
いっしょ
)” の例文
で、マア、その娘もおれの所へ来るという
覚悟
(
かくご
)
、おれも行末はその女と
同棲
(
いっしょ
)
になろうというつもりだった。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
其の伊右衛門は同じ
家中
(
かちゅう
)
の
四谷左門
(
よつやさもん
)
の娘のお
岩
(
いわ
)
となれあいで
同棲
(
いっしょ
)
になっていたが、主家の金を横領したので、お岩が妊娠しているにもかかわらず、左門のために二人の仲をさかれていた。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
お前さんと
同棲
(
いっしょ
)
になってから三年になるが、その間
真実
(
ほんとう
)
に食うや食わずで今日はと思った日は一日だって有りやしないよ。私だって何も楽を
仕様
(
しよう
)
とは思わんけれど、これじゃ
余
(
あんま
)
りだと思うわ。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
三年越し
同棲
(
いっしょ
)
に成って来たと云うが、苦味走った男振りも、変な話だが、
邪慳
(
じゃけん
)
にされる所へ、細君の方が打ち込んで、随分乱暴で、
他所目
(
よそめ
)
にも非道いと思う事を為るが、
何様
(
どう
)
にか治まって来た。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
お前はきっとそうしたら一所に行くとおいいだろうが、おかみじゃ、牢の中で、
同棲
(
いっしょ
)
に置いては下さいません。第一お前、今ここで、私がお前を帰さなかったら、どうしてその人に逢えますね。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“同棲”の意味
《名詞》
同棲(どうせい)
結婚していない男女が一緒に生活すること。
(出典:Wiktionary)
“同棲”の解説
同棲(どうせい)は、一つの家に一緒に住むこと。一般に結婚していない人が共に生活することを指すことが多いが、その概念規定は多様である。
(出典:Wikipedia)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
棲
漢検準1級
部首:⽊
12画
“同棲”で始まる語句
同棲者
同棲生活
同棲中
同棲後