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合体
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がったい
ふりがな文庫
“
合体
(
がったい
)” の例文
旧字:
合體
一首全体として見れば、武蔵野と丘陵と雉の生活と、別れた夫を慕う心と
合体
(
がったい
)
して邪気の無い快い歌を形成している。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「じゃアひとつ、北国路へでもいって、あの
敦賀津
(
つるがつ
)
の海に
紅
(
べん
)
がら
帆
(
ほ
)
をおッ立てている、
龍巻
(
たつまき
)
の
九郎右衛門
(
くろうえもん
)
と
合体
(
がったい
)
して、こんどは海べのほうでも荒してやるか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
察するにあの
活溌
(
かっぱつ
)
な飛乗りの運動に
合体
(
がったい
)
したのが後の進化であって、最初はまず唱えごとの耳新しさが、小さな人たちの興味を誘うたので、それがまた
奇抜
(
きばつ
)
な文章言葉の
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
衛府の者どものうちに左大臣や信西入道に心をかよわす者があって、早くもそれを敵に注進されたら、あの精悍な頼長と
老獪
(
ろうかい
)
な信西とが
合体
(
がったい
)
して何事を仕向けるかもしれない。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
われらに
合体
(
がったい
)
して来るべきだが、かなしいかな
元就
(
もとなり
)
以来の毛利は、保守、排他、
旧態固執
(
きゅうたいこしつ
)
、その国政は一毛利家の家計にとどまり、その奉じるところすべて私業に過ぎない。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
臆病風
(
おくびょうかぜ
)
にさそわれてきたのだろう。江戸表にいるうちは、貴様も吾々と
合体
(
がったい
)
して、どこまでも、法月弦之丞を
討
(
う
)
つと誓い、また、万吉も生かしてはおけぬと
罵
(
ののし
)
っていたではないか」
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“合体”の意味
《名詞》
合体(がったい)
二つ以上のものが一つのものになること。
(ごうたいとも)原生動物などで、二つの生殖細胞が合一すること。
(context、figuratively)性交。
(出典:Wiktionary)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“合体”で始まる語句
合体稠和