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可懼
ふりがな文庫
“可懼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おそろ
50.0%
おそろしさ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろ
(逆引き)
お繁の亡くなった頃は、私もよく行き行きして、
墓畔
(
ぼはん
)
の詩趣をさえ見つけたものだが、一人死に、二人死にするうちに、妙に私は墓参りが苦しく
可懼
(
おそろ
)
しく成って来た。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
お房も一緒に笑ううちに、
逆上
(
のぼ
)
せて来たと見えて、母親の鼻といわず、口といわず、目といわず、指を突込もうとした。枕も
掻※
(
かきむし
)
った。人々は皆な
可懼
(
おそろ
)
しく思った。
終
(
しまい
)
には、お房は大声に泣出した。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
可懼(おそろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
おそろしさ
(逆引き)
宮は
可悲
(
かなしさ
)
と
可懼
(
おそろしさ
)
に襲はれて
少
(
すこし
)
く声さへ立てて泣きぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
可懼(おそろしさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
懼
漢検1級
部首:⼼
21画
“可”で始まる語句
可
可笑
可愛
可憐
可哀
可恐
可厭
可怪
可成
可惜
“可懼”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
島崎藤村