可也よし)” の例文
可也よし、そっちがその了簡ならこっちもそのツモリでう一度対手になろうといいたい処だが、一度の戦争は東洋問題を解決するため止むを得ないとしても
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「僕は吾妻君を信ずる、僕は初めから彼を疑つて居たのだ、今夜もヅウ/\しく来て居るのだ、——可也よし
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
花吉を篠田が落籍ひかせをつたと——フム、自由廃業、社会党のりさうなことぢや——彼女あれには我輩も多少の関係がある、不埒ふらちな奴、松島、篠田ちふ奴は我輩に取つても敵ぢや、可也よし
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)