“古鳴海”の読み方と例文
読み方割合
こなるみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸根の砦の焼け落ちつつある煙だったのである。人馬を急がせて古鳴海こなるみの手前の街道まで来ると、戦塵にまみれた飛脚の兵に出会った。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
熱田を七里の渡しの渡頭ととうまで行って、更に引返して、呼続よびつぎはま裁断橋さいだんばし——それから、まっしぐらに、古鳴海こなるみを突破して、ついに、ここまで落着いたのだから、前後左右を忘れるほどに疲れきって
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)