古昔いにしえ)” の例文
古昔いにしえは水の清かりしをもて人の便とするところとなりて、住むもの自ら多かりけむ、この川筋には古き器物を出すこと多し。石神井明神の神体たる石剣の如きもその一なり。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
府中はいまさら説くまでもなく、古昔いにしえの国府の所在地で、六所明神は府中の惣社そうじゃ
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
かつ思えらく古昔いにしえの英雄或は勇み或は感謝しつつ世を去れり、余も何ぞひとしく為しあたわざらんやと、ことに宗教のたすけあり、復活ののぞみあり、もし余の愛するものの死する時には余はその枕辺まくらべに立ち
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)