さと)” の例文
郎女の心に、動き初めたさとい光りは消えなかつた。今まで手習した書巻の何処やらに、どうやら、法喜と言ふ字のあつた気がする。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女の心に動き初めたさとい光りは、消えなかった。今まで手習いした書巻の何処かに、どうやら、法喜と言う字のあった気がする。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)