“南裾野”の読み方と例文
読み方割合
みなみすその100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、はるか南裾野みなみすそのにあたって、ぼう——ぼう——と鳴りひびいてきた法螺ほら遠音とおね、また陣鐘じんがね
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
裾野陣すそのじんの大評議をした各将は、待ちもうけていた菊池半助を、地理の案内役として先陣にくわえ、全軍犬巻峠いぬまきとうげけんをこえて、富士河原ふじがわらを乗りわたし、天子てんしたけのふもとから南裾野みなみすそのへかけて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)