“南泉寺”の読み方と例文
読み方割合
なんせんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清「谷中やなか日暮ひぐらし瑞応山ずいおうざん南泉寺なんせんじと云う寺が有ります、夫に宮内健次郎みやのうちけんじろうと云う者が居ますが、夫へは多分参りますまい」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
剣難の相があると云うたにって九歳のおりに出家をげ、谷中南泉寺なんせんじの弟子になって玄道、剃髪ていはつをしてから、もう長い間の事じゃ、其の嘉永のはじめ各藩かくばんにて種々さま/″\の議論が起り
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
丁度六日目に美濃の南泉寺なんせんじ末寺まつじで、谷中の随応山ずいおうざん南泉寺の徒弟で、名を宗達そうたつと申し、十六才の時に京都の東福寺とうふくじへまいり、修業をして段々行脚あんぎゃをして、美濃路あたりへ廻って帰って来たので
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)