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なんせんじ
清「
谷中日暮に
瑞応山南泉寺と云う寺が有ります、夫に
宮内健次郎と云う者が居ますが、夫へは多分参りますまい」
剣難の相があると云うたに
依って九歳の
折に出家を
遂げ、谷中
南泉寺の弟子になって玄道、
剃髪をしてから、もう長い間の事じゃ、其の
後嘉永の
始に
各藩にて
種々の議論が起り
丁度六日目に美濃の
南泉寺の
末寺で、谷中の
随応山南泉寺の徒弟で、名を
宗達と申し、十六才の時に京都の
東福寺へまいり、修業をして段々
行脚をして、美濃路
辺へ廻って帰って来たので