南国なんごく)” の例文
旧字:南國
しかし、そうしたあそびごとも、南国なんごくだからされるのである。こちらのように、半年はんとしふゆ半年はんとしなつというようなくにには、そんなとりもすんでいなければ、めずらしいはないていない。
珍しい酒もり (新字新仮名) / 小川未明(著)
鞭拍子むちびやうしやうやく慣れて南国なんごく牧場まきばの春の草に歌よき
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
南国なんごくの空の真昼まひる
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ちょうど南国なんごく花園はなぞのにいったときのようなかんじをさせるのであります。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
仏手柑ぶしゆかんの青む南国なんごく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
南国なんごく熱病雲ねつやみぐも
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)