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半臂
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はっぴ
ふりがな文庫
“
半臂
(
はっぴ
)” の例文
赤顔
(
あかがしら
)
を除き、
半臂
(
はっぴ
)
を
脱
(
ぬぎ
)
捨て、侍女の
薙刀
(
なぎなた
)
を奪ひ、
大口
(
おおくち
)
を
穿
(
は
)
きしまま小脇にかいこみたる形は、四天王但馬の妻と見えたり。
両座の「山門」評
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
匝
(
めぐ
)
らせておるが、上のモは時として身幅に足らぬこともある。秋の境の涼しい朝夕には、キヌの上にさらに
半臂
(
はっぴ
)
を着る
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
短い
単
(
ひとえ
)
の衣にも、白を好むものが北へ行くほど多い。黒の
半臂
(
はっぴ
)
を一様にその上に着て、野路を群れて行くさまは絵であった。下の裳にも今は紅を厭うて、
濃
(
こき
)
山吹に染めた若い女が多かった。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“半臂”の解説
半臂(はんぴ)とは、東アジアの伝統的な服飾において用いられる半袖もしくは袖なしの上衣・胴着である。背子(褙子、はいし)も半袖もしくは袖なしの上衣であり、半臂と同義に使われることもあるが、区別する場合もある。その他に袖なしもしくは半袖の衣服として、背心や比甲、裲襠等があり、地域や時代によっては重複する名称であった。
(出典:Wikipedia)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
臂
漢検1級
部首:⾁
17画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳