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匇匇
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そうそう
ふりがな文庫
“
匇匇
(
そうそう
)” の例文
この歸りに更にロダン先生に逢つた事の嬉しさを今此旅先で
匇匇
(
そうそう
)
と書いてしまふのは惜しい氣がする。暫く一人で喜んで居よう。
巴里の旅窓より
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
二、
里見
(
さとみ
)
君の「
蚊遣
(
かや
)
り」も
亦
(
また
)
十月小説中の
白眉
(
はくび
)
なり。唯
聊
(
いささ
)
か
末段
(
まつだん
)
に至つて落筆
匇匇
(
そうそう
)
の
憾
(
うら
)
みあらん
乎
(
か
)
。他は人情的か何か知らねど、
不相変
(
あひかはらず
)
巧手
(
かうしゆ
)
の名に
背
(
そむ
)
かずと言ふべし。
病牀雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
忠家は
其処
(
そこ
)
に気がついたから、出家することだけは見合せたが、
匇匇
(
そうそう
)
その場は逃げ出したさうである。すると中戸川氏の小説も文学史的に批評すれば、前人未発と云ふことは出来ない。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
匇
部首:⼓
5画
匇
部首:⼓
5画
“匇”で始まる語句
匇々
匇卒
匇忙
匇惶
匇
匇皇
匇々不一