“白眉”の読み方と例文
読み方割合
はくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんだって或る文学者のいる席でハリソンの歴史小説セオファーノのはなしが出たから僕はあれは歴史小説のうち白眉はくびである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
世界大戦を背景に活躍した、あの有名な踊子のスパイ Mata Hari は、大戦にともなう挿話中の白眉はくびである。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
レコードではビクターのトスカニーニがN・B・C交響管弦団を指揮したのが白眉はくびであろう(JD一七二〇—二)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)