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勦
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いた
ふりがな文庫
“
勦
(
いた
)” の例文
文角は今まで洞口にありて、二匹の犬の働きを、
眼
(
まなこ
)
も放たず見てありしが、この時
徐
(
おもむ
)
ろに進み入り、悶絶なせし二匹をば、さまざまに
舐
(
ねぶ
)
り
勦
(
いた
)
はり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
「
汝
(
わ
)
りやそんなに
夜更
(
よふか
)
しするもんぢやねえ」と
勦
(
いた
)
はるやうな
窘
(
たしな
)
めるやうな
調子
(
てうし
)
ていつて
見
(
み
)
るのである。さうすると
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
わたくしは盗賊に相違ありませんが、まったく
彼
(
か
)
の我来也ではありません。しかしこうなったら
何
(
ど
)
の道無事に助からないことは覚悟していますから、どうかまあ
勦
(
いた
)
わって下さい。
自来也の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
いふさへ息も
絶々
(
たえだえ
)
なるに、鷲郎は急ぎ縄を噬み切りて、
身体
(
みうち
)
の
痍
(
きず
)
を
舐
(
ねぶ
)
りつつ、「
怎麼
(
いか
)
にや黄金丸、苦しきか。
什麼
(
そも
)
何としてこの
状態
(
ありさま
)
ぞ」ト、かつ
勦
(
いた
)
はりかつ尋ぬれば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
これかれ
斉
(
ひと
)
しく
勦
(
いた
)
はり問へば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
勦
漢検1級
部首:⼒
13画
“勦”を含む語句
勦滅
勦絶
勦滅的
勦蕩
勦討