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勤先
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つとめさき
ふりがな文庫
“
勤先
(
つとめさき
)” の例文
比田のいうところを黙って聴いていると、彼が変な女をその
勤先
(
つとめさき
)
の近所に囲っているという
噂
(
うわさ
)
はまるで
嘘
(
うそ
)
のようであった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ある時は、自動車を、池内光太郎の
勤先
(
つとめさき
)
の会社の玄関へ横づけにして、驚く池内を誘って
宮城前
(
きゅうじょうまえ
)
の広場から、上野公園を一順して見せたこともあった。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
重吉が種子の遺産として
譲受
(
ゆずりう
)
けた五千円の貯金はその時なくなってしまう。つづいて
勤先
(
つとめさき
)
の会社が突然解散せられる。種子が形見の貴金属類は
内々
(
ないない
)
でとうの昔売り
飛
(
とば
)
された後である。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
勤先
(
つとめさき
)
の新聞社にいたのだし、槌野君は、朝から、二階借りをしている部屋に座りつづけて、一度も外出しなかったと云うし、園田文学士は大学の心理学実験室で、ある実験に没頭していたと云うし
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
勤
常用漢字
小6
部首:⼒
12画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“勤”で始まる語句
勤
勤行
勤務
勤勉
勤人
勤番
勤王
勤仕
勤向
勤番者