“つとめさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勤先80.0%
勤務先20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重吉が種子の遺産として譲受ゆずりうけた五千円の貯金はその時なくなってしまう。つづいて勤先つとめさきの会社が突然解散せられる。種子が形見の貴金属類は内々ないないでとうの昔売りとばされた後である。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
勤先つとめさきの新聞社にいたのだし、槌野君は、朝から、二階借りをしている部屋に座りつづけて、一度も外出しなかったと云うし、園田文学士は大学の心理学実験室で、ある実験に没頭していたと云うし
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
此の朝の散歩の二日目に、娘が南の方から梅田へ行く電車を降りるところを發見して、それと無く尾行し、まんまと其の勤務先つとめさきをつきとめた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)