勝鬘経しょうまんぎょう)” の例文
彼が、その前後に最も心のよろこびとしたことは、四天王寺へまいって、寺蔵の聖徳太子の勝鬘経しょうまんぎょう法華経ほけきょうとを親しく拝観した一日であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聖徳太子が御自ら法華経、維摩経ゆいまぎょう勝鬘経しょうまんぎょうの三経を講述、註疏せられ、造仏起塔に努められたのも大乗精神の現実理想化に依られたものであります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
君にききし勝鬘経しょうまんぎょうのものがたりことばことばに光りありしか
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
法華経ほけきょう勝鬘経しょうまんぎょう維摩経ゆいまぎょうの三つでありまして、大乗経典中の最も大乗的のものであります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)