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加役
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かやく
ふりがな文庫
“
加役
(
かやく
)” の例文
「むこうが中間、小者なら、こちらは、同心、
加役
(
かやく
)
。……定廻り、隠密、
無足
(
むそく
)
、
諜者
(
ちょうじゃ
)
。……下ッ引まであわせると五百二十人。藤波は、死んでしまったわけじゃございません」
顎十郎捕物帳:11 御代参の乗物
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
九蔵の宗吾と光然、
訥子
(
とっし
)
の甚兵衛と
幻
(
まぼろし
)
長吉、みんな好うござんしたよ。
芝鶴
(
しかく
)
が
加役
(
かやく
)
で宗吾の女房を勤めていましたが、これも案外の出来で、なるほど達者な役者だと思いました。
半七捕物帳:60 青山の仇討
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「——さきほどの申渡しをいまいちど聞かせるが、
無頼
(
ぶらい
)
、無宿の者は、ほんらい佐渡ヶ島へ送るべきところ、お上の格別なる
御仁恵
(
ごじんけい
)
をもって、
加役
(
かやく
)
人夫に仰せつけられたものである」
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“加役”の意味
《名詞》
本職以外に他の役を臨時に勤めること。また、そのような人。
歌舞伎で自分の役以外の役を臨時に演じること。
江戸幕府の火附盗賊改の俗称。
(出典:Wiktionary)
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
“加”で始まる語句
加
加之
加減
加茂
加賀
加担
加奈陀
加持
加持祈祷
加勢