おきて)” の例文
市の層疊して高く聳ゆるさまは、戲園の觀棚さじきの如く、その白壁の人家は皆東國のおきてに從ひて平屋根なり。家ある處を踰えて上り、山腹にせまるものは葡萄丘なり。
然るに今はこれに登らんとて地より足を離す者なし、わがおきては紙をそこなはんがために殘るのみ 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)