“処断”の読み方と例文
読み方割合
しょだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物の判断においても感覚を広く鋭くする事によって充分に正確に処断しょだんする事が出来るものであり、また実際現代の女性たちは意識無意識にかかわらず
よくその処断しょだんをあやまらず、国の滅亡をささえて、領土の民の安穏を保つにあると信じますので、これへ参って、殿のお怒りにふれても、所信をとおす覚悟にございます
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一には、人をめいを誤ったことである。これは将として自己の全軍に絶大な信を失墜しっついする。かつても彼はずいぶん人を処断しょだんしているが、その人間を観過みあやまって断じたことはない。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)