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円卓
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テエブル
ふりがな文庫
“
円卓
(
テエブル
)” の例文
和田は
酔眼
(
すいがん
)
を輝かせながら、声のない一座を見まわした。が、藤井はいつのまにか、
円卓
(
テエブル
)
に首を垂らしたなり、気楽そうにぐっすり
眠
(
ね
)
こんでいた。
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
垂
(
た
)
れ
布
(
ぬの
)
を掲げた部屋の中には大きい
黒檀
(
こくたん
)
の
円卓
(
テエブル
)
に、美しい
支那
(
しな
)
の少女が
一人
(
ひとり
)
、
白衣
(
びやくえ
)
の
両肘
(
りやうひぢ
)
をもたせてゐた。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
藤井
(
ふじい
)
と云う弁護士は、
老酒
(
ラオチュ
)
の
盃
(
さかずき
)
を
干
(
ほ
)
してから、
大仰
(
おおぎょう
)
に一同の顔を見まわした。
円卓
(
テエブル
)
のまわりを囲んでいるのは同じ学校の寄宿舎にいた、我々六人の
中年者
(
ちゅうねんもの
)
である。
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わたしは足音を盗みながら、
円卓
(
テエブル
)
の前へ歩み寄つた。少女はそれでも身ぢろぎをしない。大きい黒檀の
円卓
(
テエブル
)
は
丁度
(
ちやうど
)
澄み渡つた水のやうに、ひつそりと少女を
映
(
うつ
)
してゐる。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“円卓”の解説
円卓(えんたく)は、会議などに用いられる丸い、若しくは円形に並べられた机、またはテーブルのことである。
(出典:Wikipedia)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“円卓”で始まる語句
円卓子
円卓会議