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其隙
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そのひま
ふりがな文庫
“
其隙
(
そのひま
)” の例文
それよりは
其隙
(
そのひま
)
で内職の
賃訳
(
ちんやく
)
の一枚も余計にして、もう、これ、冬が近いから、家内中に綿入れの一枚も
引張
(
ひっぱ
)
らせる算段を
為
(
し
)
なければならぬ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
其隙
(
そのひま
)
に私は
面
(
かお
)
を洗う、飯を食う。それが済むと、今度は
学校
(
がっこう
)
へ行く段取になるのだが、此時が一日中で一番私の苦痛の時だ。ポチが
跟
(
あと
)
を追う。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
私は
先刻
(
さッき
)
から存在を認めていられないようだから、
其隙
(
そのひま
)
に
窃
(
こッ
)
そり雪江さんの
面
(
かお
)
を視ていたのだ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後