兎角子とかくし)” の例文
こたへて、そはあるじが持玉ふ年浪草としなみぐさに吾山があらましはしるせり、かの書を見玉へといひしに、兎角子とかくしは酒にもゑひたれば戯言たはふれていふやう、鬼のくるといふ事いかでそらごとならん
ひとゝせ歳越としこしてんをしたる俳諧はいかいまきふところにし、俳友はいいう兎角子とかくしともなひ、そのまき催主さいしゆのもとへいたりて巻をあるじつかはしければ、よろこびて、今夜こよひはめでたき夜なり、ゆる/\かたり玉へとて