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光耀
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こうよう
ふりがな文庫
“
光耀
(
こうよう
)” の例文
歴史を通じて巨人のラッパを鳴り響かし、勝利と
光耀
(
こうよう
)
とによって世界を二重に征服すること、それは実に崇高ではないか。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
紅玉石
(
ルビー
)
か真珠でも一杯に
刺繍
(
ぬいとっ
)
てあるらしく、それが今
陽
(
ひ
)
に
燦
(
きら
)
めいて煙々と
瓔珞
(
ようらく
)
の虹を放っている
光耀
(
こうよう
)
さ!
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
それがどんな鬼か知らないが、無数の真蒼な小鬼どもが白金の
光耀
(
こうよう
)
粲爛
(
さんらん
)
たる中で乱舞したら、あるいはこの海と空の華麗さを呈するかも知れないと、そんなとりとめない事を考えていた。
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
大江の水は白々と波打ち、朝の
光耀
(
こうよう
)
は三軍に映えている。勢揃いの場所たる江の岸には、はや旌旗林立のあいだに、五万の将士ことごとく集まって、部署、配陣の令を待ちかまえていた。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
マリユスは突然眼前にひろがった
光耀
(
こうよう
)
たる霧を通して、ほとんど彼女の姿を見分けることができないくらいだった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
まず、何より違って来たことは、
洛中
(
らくちゅう
)
に入るとすぐ、大君ここにましますという
光耀
(
こうよう
)
と清潔さに
盈
(
み
)
ちていることと、その「民」たるをもって幸福としている人々の平和な生活ぶりだった。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
暗やみのうちから伝わって来る賛美歌で、夜の暗い恐ろしい静寂のうちにおける
祈祷
(
きとう
)
と和声との
光耀
(
こうよう
)
であった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
聖武天皇を鼓舞してそれをなさしめたのは麗姿
光耀
(
こうよう
)
を放つといわれたこの美しいおきさきだった。もしこのひとがなかったら今日の正倉院宝物をかくも現代の下で多くは見られなかったであろう。
正倉院展を観る
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは喜悦と
光耀
(
こうよう
)
と富貴と幸福とであって、陰惨な冷たい辛苦のうちに深く閉ざされていたこの不幸なる少女にとっては、夢のような光彩のうちに浮かんで見えた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
間もなく、中国山脈の背を西へ荘厳な落日の
光耀
(
こうよう
)
はうすずきかけた。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その姿は長い間
光耀
(
こうよう
)
のうちに包まれていた。それは実に、古来多くの英雄が発散して常に多少の間真実をおおい隠すあの一種の伝説的不明瞭に負うところがあったのである。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
尊むべき
闇
(
やみ
)
をにわかに
漠然
(
ばくぜん
)
と照らし、現在のあらゆる無心と将来のあらゆる熱情とから成っている、その意外なる
光耀
(
こうよう
)
の危険な魅力は、何物をもってしても写し出すことはできないであろう。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
しかも愛そのものについてさえ、彼は衝動と激しい
光耀
(
こうよう
)
とを失っていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
亡
(
な
)
くなった人の方をふり返るその仕方を注意しなければならないのです。滅び朽ちることを考えてはいけません。じっと見つめてごらんなさい。あなたは、あなたが深く愛する死者の生ける
光耀
(
こうよう
)
を
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
死、それは大なる
光耀
(
こうよう
)
への入り口である。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
耀
漢検準1級
部首:⽻
20画
“光耀”で始まる語句
光耀赫々