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光物
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ひかりもの
ふりがな文庫
“
光物
(
ひかりもの
)” の例文
その間、覆面の侍は、幾度か刀を抜きかけたが、前を行く武士の体から
光物
(
ひかりもの
)
でも射すかのように気遅れして果たさなかった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
葦原醜男は心の中に、この
光物
(
ひかりもの
)
の正体を怪しみながら、暫くは眼が暗黒に慣れる時の来るのを待つてゐた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
暗闇を裂く様な、烈しい音響が耳をつんざいたかと思うと、いきなり夫の首に取りすがった千代子の頭上に、パリパリと火花が散って、化物の様な
五色
(
ごしき
)
の
光物
(
ひかりもの
)
が拡ったのです。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
水はしだいに
溢
(
あふ
)
れて、
光物
(
ひかりもの
)
は
衝々
(
つつ
)
と尾を
曳
(
ひ
)
く。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“光”で始まる語句
光
光景
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