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兄事
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けいじ
ふりがな文庫
“
兄事
(
けいじ
)” の例文
頭脳の
明晰
(
めいせき
)
と相まって、その心は広く厚く、老成した君子のおもかげがある。広太郎ほどの人間でも、舞二郎には一目置き、むしろ
兄事
(
けいじ
)
しているのである。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大河に気おくれして仕事がにぶってもならないし、かといって、大河に心で
兄事
(
けいじ
)
することを忘れてもならない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
この老実の
言
(
げん
)
を
作
(
な
)
すは、今は
四年
(
よとせ
)
の昔
間貫一
(
はざまかんいち
)
が
兄事
(
けいじ
)
せし同窓の
荒尾譲介
(
あらおじようすけ
)
なりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
朝倉先生が学生時代から
兄事
(
けいじ
)
し
崇拝
(
すうはい
)
さえしていた同郷の先輩で、官界の
偉材
(
いざい
)
、というよりは大衆青年の父と呼ばれ、若い国民の
大導師
(
だいどうし
)
とさえ呼ばれている社会教育の大先覚者で
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
“兄事”の意味
《名詞》
兄のように尊敬し仕えること。
(出典:Wiktionary)
兄
常用漢字
小2
部首:⼉
5画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“兄”で始まる語句
兄
兄哥
兄弟
兄妹
兄様
兄者人
兄貴
兄者
兄公殿
兄君