元治がんじ)” の例文
このお爺さんこそ安政あんせいの末から万延まんえん文久ぶんきゅう元治がんじ、慶応へかけて江戸花川戸はなかわどで早耳の三次と謳われた捕物の名人であることがわかった。
元治がんじ元年に京都で暗殺された佐久間象山の門生が二人——ちょうどこの宿屋に泊り合せていたのがうけがいません。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)