“がんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雁字92.6%
元治7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脇坂山城を雁字がんじがらめにしばっているので、それから、もう一つ、筆幸に油御用を言いつけるには、どうあっても係の雑用物頭をうごかさねばならぬ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
形勢不穏と見て、その場から逃げ出そうとする六兵衛、早くもその後から平次の手が延びて、仏壇の前で雁字がんじがらめにされてしまいました。
このお爺さんこそ安政あんせいの末から万延まんえん文久ぶんきゅう元治がんじ、慶応へかけて江戸花川戸はなかわどで早耳の三次と謳われた捕物の名人であることがわかった。
元治がんじ元年に京都で暗殺された佐久間象山の門生が二人——ちょうどこの宿屋に泊り合せていたのがうけがいません。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)