たたず)” の例文
余は廊下ろうかづたいに書院に往って、障子の外にたたずんだ。蓄音器が歌うのではない。田圃向たんぼむこうのお琴婆さんが歌うのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
年月とても忘れて私はたたずむでゐた
測量船拾遺 (新字旧仮名) / 三好達治(著)