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倹約家
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しまつや
ふりがな文庫
“
倹約家
(
しまつや
)” の例文
生来の
倹約家
(
しまつや
)
だが、実際、僅の手間では、食って行くのが、関の山で、
稀
(
たま
)
に活動か寄席へ出かけるより外、
娯楽
(
たのしみ
)
は
享
(
と
)
れ無い。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
日頃、
倹約家
(
しまつや
)
の葛岡も、きょうは何とも言わない
許
(
ばか
)
りか、自分の使い残した僅かの所持金まで全部私に手渡したのでした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
倹約家
(
しまつや
)
の婆さんのことだから、外套はほどいたままで
何時
(
いつ
)
までも
蔵
(
しま
)
っておくことだろう、そして、しまいには、遺言によって、いろんな他のがらくたと一緒に
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
信州人特有の
倹約家
(
しまつや
)
で、金貸などをひそかにやり、たいして人にも怨まれないうちに、相当に貯めて家屋敷なども買い、町内の世話をして口を利き、武士ではあったが町人同然
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
安重根 おやじの安泰勲が
倹約家
(
しまつや
)
で、少しばかり不動産があってねえ、鎮南浦に残して来た僕の家族は、それで居食いしているわけだが、それも、今では二三百石のものだろう。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
▼ もっと見る
「
倹約家
(
しまつや
)
だ!」と医師が叫んだ。「この男は
騙
(
だま
)
されるような人間じゃなかったですな。」
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
“倹約家”の意味
《名詞》
倹約家(けんやくか)
無駄な消費を少なくするよう努める人。
(出典:Wiktionary)
倹
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“倹約”で始まる語句
倹約
倹約人
倹約心