“借手”の読み方と例文
読み方割合
かりて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長「へえおいでなせえ、なんです長屋なら一番奥の方が一軒明いている、彼所あすこ借手かりてがねえようだが、それから四軒目のうちが明いているが、ちっとばかり造作があるよ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
遂には、今に借手かりてがなくつて屹度家賃やちんげるにちがひないから、其時もう一遍談判して是非借りやうぢやありませんかと云ふ結論であつた。広田先生は別に、さういふ料簡もないと見えて、かう云つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)