“かりて”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カリテ
語句割合
借手50.0%
借人25.0%
糧米25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遂には、今に借手かりてがなくつて屹度家賃やちんげるにちがひないから、其時もう一遍談判して是非借りやうぢやありませんかと云ふ結論であつた。広田先生は別に、さういふ料簡もないと見えて、かう云つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
中川君がそれを見て家主いえぬしに聞いたところが今日明くのでまだ後の借人かりてまらない。しかし割安の家だから直ぐに借人が出来るだろうといった。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
常知つねしらぬみち長路ながてをくれぐれと如何いかにかかむ糧米かりてしに 〔巻五・八八八〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)