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借屋
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しやくや
ふりがな文庫
“
借屋
(
しやくや
)” の例文
斯う
内儀
(
かみ
)
さんは話した後で、長く居る療養の客の中には松林の間に眺めの
好
(
い
)
い
借屋
(
しやくや
)
を
見立
(
みたて
)
て、海に近く住んで見る人なぞもあるが、いづれも
終
(
しまひ
)
には寂しがつて
灯火
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
さらぬだに、
地震
(
ぢしん
)
で
引傾
(
ひつかし
)
いでゐる
借屋
(
しやくや
)
である。
颶風
(
ぐふう
)
の
中心
(
ちうしん
)
は
魔
(
ま
)
の
通
(
とほ
)
るより
氣味
(
きみ
)
が
惡
(
わる
)
い。——
胸
(
むね
)
を
引緊
(
ひきし
)
め、
袖
(
そで
)
を
合
(
あは
)
せて、ゐすくむと、や、や、
次第
(
しだい
)
に
大風
(
おほかぜ
)
は
暴
(
あ
)
れせまる。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
借
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“借屋”で始まる語句
借屋建